他の相続人に無断で無人の相続物件家屋を物置がわりに使用したり、無断で遺産を持ち去る遺族への対処は?
1.両親の死後無人となった実家に、他の遺族に無断で私物を持ち込むのは、不法占拠に該当しますか?
2.両親の死後、他の遺族に無断で持ち出した遺産があると危惧される場合、どうしたらよいでしょうか?
両親の実家は平成16年に父が完全介護施設に入居して以来、母が一人で住み広大な家屋敷を管理してきました。土地と家屋との持分は父と母とがほぼ一対一づつです。ところが平成24年に母が不慮の事故で亡くなり、実家は事実上無人となりました。平成26年には、亡母の遺産分割協議が不成立の状態で、完全介護施設に10年入居したまま実家に戻ることなく父も亡くなり、今日に至るまで無人の状態が続いています。相続人は姉と私との二名のみ。平成30年から姉の申し立てにより相続について調停が開始されております。
しかしながら、実家近くの地域に嫁いだ姉夫婦が、母が亡くなって以来、姉夫婦家族の私物を持ち込んでいます。それも他の一方の遺族である私からの同意を得ずに姉夫婦が勝手に持ち込んでいるのです。問題はその量で、実家家屋が広いことをいいことに、非常識にも段ボール箱が約200箱と電子ピアノ1台を持ち込み実家の部屋数のうち3部屋を私物で占拠した状態です。調停前の任意交渉段階における遺産分割協議では、姉はまだ着手すらしていない遺産整理費用の負担割合について、実家に近い姉が遺産整理にあたる頻度が高いと主張し、それを根拠に私対姉の負担割合を3対7という極めて偏った案で提案。私は自分の住んでいる地域から片道数百キロ離れた実家へ遺産整理の都度帰省する私の方が、実家から近い姉よりもはるかに負担が重いことから、姉の提案はあまりにも不公平であり受け入れられない、と謝絶したのですが、遺産整理どころか現実には遺産とは無関係の姉夫婦一家の私物が実家三部屋を占拠している状態です。
実家内見の際には、空になった商品券の箱三箱と空になった結婚指輪の箱が無造作に放置されており、母の生前の保管状況からはそのような仕業は考えられず、何者かが遺産を物色し持ち去ったものと懸念されます。過去には、母が日記代りに詳細に日々の行動と思いを記録した家計簿が何時の間にか実家から見当たらなくなった為に姉の弁護士を通じて質したところ姉が持ち去りを認めたが未返却、実家から祖母の遺言が発見されたと祖母の死後姉が唐突に提示したこともあります。